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農産情報
2022年1月31日 02:45

2022年1月 農産情報

10月後半から全国的に生産野菜が安い傾向にある事が報道され、関東の出荷は遅れましたが、高温傾向であった北海道・東北産が潤沢に入荷しております。

国内の野菜


12月に入り九州産原料も概順調に入荷されておりますが、果菜類は燃料代の高騰による影響が徐々に現れ、総じて価格はやや高めに推移されると見込んでおります。

北海道

馬 鈴 薯

干ばつの影響で小玉傾向となり収量も少なく過去にないほどの不作となりました。生鮮価格は高騰を続け、平年の1.5倍近い価格となっております。

大豆

北海道産の新物の原料は年明け頃の出荷となります。作柄は平年並みです。

かぼちゃ

12月中下旬に収穫・加工ともに終了しました。今年も昨年同様に大きな天候の問題が無く、豊作となりました。

たまねぎ

干ばつの影響による不作で小玉傾向となり収量減となりました。価格は高騰が続き、生鮮原料は前年の1.5倍以上と平年を大幅に上回りました。

関東

ほうれん草

群馬県では12月はまとまった降雨があったものの、天候に恵まれた日が続いており、気温は低下したものの、日照に恵まれてハウス内温度が比較的維持されたことから、生育は4日程遅れておりますが、平年並みに順調です。弊社協力工場では、11月中旬から収穫が開始しました。作柄は特に問題無く順調に生産をしております。

小松菜

ほうれん草同様に作柄は良く、順調に生産をしております。

九 州

ほうれん草

12月から収穫・生産が開始しましたが、雨が少なく、旱魃傾向。生育は遅れ気味となっております。

小松菜

冷凍小松菜は11月から生産開始しております。

さといも

宮崎産原料は11月下旬にまとまった降雨があったものの、天候に恵まれた日が多かったことから日照時間は平年を上回りました。11月中旬から出荷が開始しておりますが、温暖な中、適度な降雨により、品質は良く、生育・肥大ともに順調です。

中国の野菜

先月の報告同様に原料価格の高騰が続いています。理由としましては日中航路の海上運賃が大幅な値上げとなったことが原因となります。その他、為替、中国国内の人件費、資材等、原油の高騰が大きな原因となっており現在、全ての商品が値上げ対象商品となっております。

山東省

ほうれん草圃場
ほうれん草圃場
小松菜圃場
小松菜圃場

12月の青島地区の最低気温は‐9℃、最高気温は12℃と冷え込みが増しました。降雨量は平年並みとなっております。

ほうれん草

山東、江蘇徐州地区の原料の生産は12月中旬に終了しました。9月から10月の大雨・長雨の影響により、例年の約80%減産となった事で、原料価格は2~3倍の高値となっております。

小松菜・チンゲン菜

莱陽、莱西地区の原料は11月上旬より収穫が始まっています。しかし、50年ぶりの大雨で反収は約80%減産となっています。また、江蘇省南通地区の原料収穫は12月 中旬に開始しましたが、種まきが遅れ、作柄はよくありません。反収は約20%の減産見込みです。

ごぼう

山東済寧地区の原料は12月初旬に収穫が終了しました。作柄は例年並みですが、海上運賃の高騰により最終製品は値上がりとなりました。

にんじん

山東省河南原料の収穫が12月上旬に終了しました。今年は降雨により昨年よりも約50%減産となっています。原料価格は昨年よりも大幅に値上げとなっています。また、原料自体が細長い為、花形やシャトータイプの原料が不足となる見込みです。

さといも

原料の収穫は12月上旬に終了しました。今年は低温、干ばつの影響により発芽率が低下しています。反収は約10~20%程減少傾向となっています。里芋に関しても原料価格が大幅に上昇しました。

ブロッコリー・カリフラワー

山東省安徽地区の原料は11月中旬に終了しました。作柄は雨の影響で約20%減産となっており更には海上運賃等の値上の影響を受け原料価格は昨年より大幅に高騰しております。

浙江省

12月の浙江地域の最低気温は1℃、最高気温は20℃と昨年よりやや暖かく、平年並みとなっております。

椎茸

生育状況は順調に推移しています。収穫は11月より始まっています。
しかし、原料高騰に伴い昨年よりも値上げ予定となっています。

レンコン

収穫及び加工が始まっています。栽培面積は例年並みを推移していますが、海上運賃、為替、中国国内の人件費、資材代等の影響で値上げは避けられない状況となっています。

ブロッコリー・カリフラワー

江蘇産原料は12月上旬に収穫は終了しましたが、低温・多雨の影響により生産数量は半減、また、中国需要の高まり、物流費、人件費の上昇で原料価格は大幅な高騰となりました。浙江産原料は同様に低温・多雨の影響から収穫開始が12月後半に遅れております。江蘇産の減産により原料の取り合いが予想され、作柄が良くても原料価格は高騰となる見込みです。

菜の花・きぬさや・スナップエンドウ

現在、春の収穫に向け栽培、生育中です。

諸外国の野菜

エクアドル

ブロッコリー

生育状況は回復いたしました。今のところ原料は安定しており、供給面の問題はございませんが、世界的なコンテナ不足の為、海上運賃が上昇しております。今後入荷の遅延が予想されます。

ペルー

アスパラガス

11月に新クロップが入荷しました。次回シーズンは年明け2月後半から3月の収穫予定となります。こちらも海上運賃の上昇とコンテナ不足の影響を受け、入荷の遅延が予想されます。

ニュージーランド

ポ テ ト

生産は終了しました。終盤は原料の状態もよくありませんでした。
海上運賃がさらに上がり、コンテナ不足の影響もあり入荷に遅延が発生しております。

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