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農産情報
2025年6月16日 15:55

6月農産情報

月中旬に九州南部地方の梅雨入りの発表があり、6月に入ると多くの地域で長雨のシーズンとなりそうです。国内ではお米の不足・高騰問題が深刻化しており、備蓄米の放出にも小売り業者や外食業者に届いた量は現状ではわずか1割程度に留まると言われております。 世界経済においては、アメリカのトランプ政権による中国を除く相互関税を90日間停止し、ベースライン関税10%を適用すると発表しました。今後の貿易交渉次第では、輸出の減少、サプライチェーンの混乱、企業の競争力低下、消費者への負担増加といったマイナスの影響が不安視されます

《 国内の野菜 》

< 北海道 >

5月に入ってから気温は例年よりやや上、降水量と日照時間は例年並みとなりましたが、4月の降雨、一部の地域では降雪もあり農作業は全般的に遅れております。これから夏に向けて好天に恵まれ生育の回復が期待されます。

ばれいしょ

植え付け作業は5~7日程度遅れております。

えだまめ

播種作業は終了しました。生育は3日程度遅れております。

いんげん

播種作業は最終盤を迎えております。枝豆同様3日程度遅れております。

< 関 東 >

ほうれん草

生産が最終盤を迎えています。3月以降は比較的に順調に推移しましたが、昨年秋の高温による播種遅れや年始の低温による生育遅れが響き、最終的には減産となりそうです。

小 松 菜

6月から生産最盛期を迎えます。今のところ順調に進んでおります。

< 九 州 >

小 松 菜

5月中旬から春作の生産が再開し、6月初旬まで生産予定です。

《 中国の野菜 》

< 山 東 省 >

5月の青島地区の最低気温は11℃で最高気温は26℃となり、例年に比べ最低気温はやや高く、最高気温やや低く推移しました。降水量はやや少なめの状況です。

人 参

河南省の原料を中心に収穫をしておりますが、作柄は例年並み。原料価格は先月とほぼ同値で推移。

ご ぼ う

山東省の原料の収穫は5月20日頃に開始し、5月いっぱいまで終了予定です。作柄は例年並み。春作の早取り原料は6月下旬に収穫開始予定。作柄は例年並みです。

た ま ね ぎ

山東省・江蘇省の原料の収穫は5月20日頃に開始しました。作柄は例年並みです。原料価格は先月より下がっております。

小松菜・青梗菜

4月下旬より生産開始し、5月20日頃に終了しました。作柄は例年並みです。

青ネギ・ニラ

4月下旬より収穫生産開始。6月中下旬に終了予定。作柄は例年並みです。

春 菊

4月末より収穫生産開始。5月中旬に終了しました。作柄は例年並みです。

じゃがいも

山東省・江蘇省の原料は2月中旬~3月上旬に種まき、6月中旬に収穫開始予定です。

な す

山東省の原料は4月中旬に移植、6月中旬に収穫開始予定。作柄は例年並みです。

し ろ 菜

5月上旬より収穫生産開始。5月末に終了予定。作柄は例年並みです。

< 浙 江 省・江蘇省 >

浙江省の5月の最高気温は35℃、最低気温は14℃となり、降雨量は適度に分散され比較的安定した天候となりました。

スナップエンドウ・きぬさや

収穫・加工は終了しました。生育末期の水不足により収穫量は激減、収穫期間も短くなりました。例年ですと、原料価格の高騰に繋がりますが、関税問題による欧米への輸出減少のため、価格相場は例年より下回りました。

そらまめ

収穫・生産は終了しました。スナップエンドウ・きぬさや同様に生育末期の干ばつ被害を受け収穫量は減少、原料価格か高騰しました。

いんげん

収穫・加工が開始しました。若干の反収原料があり、原料価格は例年より若干上回っておりますが、今後の収穫最盛期に価格が下がる見込みです。

えだまめ

生育順調、栽培面積は例年並み。収穫・加工開始は6月下旬になる見込みです。

《 諸外国の野菜 》

< ベルギー >

ポ テ ト

5月末に作付けが完了しました。作付け期間中は雨が少なかったですが、今のところは特に影響は無さそうです。

< ペルー >

アスパラガス

25年1stCROPが終了しました。2CROPの収穫は9月中旬頃までに開始予定です。

< ニュージーランド >

コーン・ポテト

コーンは天候不良の影響を受け、計画を下回る収穫結果となりました。ポテトは順調な出来高となりました。

< エクアドル >

ブロッコリー

3月以降降雨の日が多く、気温の低い日が続いておりましたが、4月に入り、降雨日は減少したものの曇天で日照時間が少なく、また低温の日が続いており、原料の生育に遅れが生じております。通常であれば、苗を圃場に移植後90日程度で収穫しておりますが、上記背景により現在は110日前後を要しております。また、サイズも通常より小さく、反収が落ち込んでいることから入荷量にも影響が出ております。6月以降の天候の回復を期待しておりますが、現時点で一部商品におきましては、国内在庫も不安定な状況にございます。詳細につきましては、各営業担当より報告させて戴きます。

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