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農産情報
2021年9月30日 17:24

2021年9月 農産情報

コロナ禍も、もう間もなく2年となりますが、依然として終息の兆しが見えてきません。このところの感染者増加は深刻で医療崩壊まで招いている状況です。

変異株による感染は首都圏等一部地域にとどまらず全国的な広がりを見せています。一方で、ワクチン接種も進んでおり接種者の重症化抑制効果も出始めているようです。その効果により一日でも早く経済の滞りが解消される事を切に願うばかりです。

日本の野菜

北海道

気候

今年の夏、全道的に干ばつ傾向となっており一部作物を除き例年に比べ減産傾向です。特に馬鈴薯は全道苦戦しておりそのサイズも小さめで昨年に引き続き加工用としてその原料を確保するのが難しい状況のようです。また昨年までは比較的順調であった南瓜の生育も暑さの影響で受粉が進まず、せっかく咲いた花の落下が多く実が着かない等状況はあまり良くありません。

馬鈴薯

収穫は9月からを見込んでおります。生育状況は小さめの玉が多いようです。また巣ごもり需要を背景とした生食向け原料が少ない為、加工用原料がその需要に回り加工原料の確保が難しくなりそうです。

とうもろこし

十勝地区で収穫が始まりました。例年よりも1週間程早くスタートしております。干ばつの影響で早生種は小さめの軸が多いようです。中生種以降は良くなる見通しで、今のところその収量に問題はなさそうです。一方同じ北海道でも北部の方は干ばつの影響が大きく、生育障害が発生しており収量に影響が出そうです。(軸付とうもろこしの主産地)

いんげん

十勝地区7月下旬より収穫が開始され8月下旬までの収穫予定で、現時点では平年並みの出来高の予想で大きな問題はなさそうです。

枝豆

収穫時期は8月下旬を予定しております。この「農産情報」が発行されている頃には収穫が始まっていると思われます。いんげん同様作柄は今のところ平年並みとなっております。
一方、需要は昨年に引き続きコロナ禍巣ごもり需要を受け、引き合いは強め予想です。

かぼちゃ

干ばつの影響、高温の為、蜂が飛ばず受粉が思い通りに進んでいない状況の中、せっかく咲いた花も干ばつにより落下が多くみられた。その為収量は大きく減る見通しです。収穫、生産は10月上旬以降から始まる予定です。

九州

気候

この度の西日本エリアにおいての豪雨におきまして各地で大きな被害が出ております。被害にあわれた多くの皆様へは深くお見舞いを申し上げます。この豪雨被害により軒並み青果市場相場が上昇しております。
ここ数年線状降水帯の停滞による豪雨は必ずと言っていいほど発生し場所を選ばず日本各地で猛威をふるっております。今後も人々の暮らしや農産活動へ大きな影響を及ぼし続けていくのかと思われます。

ほうれん草・小松菜

九州地区収穫、生産は終了しております。
次回生産時期(小松菜:10月、ほうれん草11月以降を予定

中国の野菜

南瓜生育の様子

山東省

気候

8月の青島地区の最低気温は22℃、最高気温は30℃となっています。今月の平均気温は例年並みで、降雨は例年より多くなりました。

ごぼう

山東倉山地区は9月末頃には収穫が終了する予定です。
山東済寧地区では9月末頃に収穫開始し、12月頃収穫が終わる予定です。
作柄は例年並みで原料価格は先月と同値で推移しております。

にんじん

山東省の原料は6月中旬から収穫が開始し、7月初旬に終了しました。
作柄は例年並みです。

じゃがいも

河北・内モンゴルの収穫が8月中旬に始まりました。今のところ作柄は例年並みです。

なす

現在収穫が進んでいます。作柄は例年並みですが、多雨、日照不足の影響で収量は減っております。その為、先月に引き続き原料価格は高値で推移しております。

冬瓜

7月下旬より収穫が開始しました。作柄は例年並みですが、原料価格は高値で推移しており
ます。

オクラ

収穫は6月下旬から始まり現在も続いています。先月既報通り低温・日照不足により開花率
が予想以上に低かった為、収量大幅減となり原料価格は昨年の倍以上に跳ね上がっており今期大幅な値上がりが避けれれない状況です。  

玉ねぎ

甘粛地区の収穫が8月中旬に始まりました。作柄は例年並みですが、先月既報通り、他地区
において軒並み収量減の為、今年の原料価格は昨年に比べ大幅に上昇しています。昨年の原料価格が安かったため、栽培意欲がなくなり作付面積が昨年より約30%程減少している事も要因の一つです。

南瓜

8月下旬から生産開始予定です。多雨の影響と今年栽培面積の減少により原料価格は上がる見込みです。

ピーマン

緑ピーマンの収穫が進んでいます。栽培面積減少の為収量は減る見込みです。赤・黄のカラ
ーピーマンは8月下旬から収穫・生産始まりました。緑ピーマン同様栽培面積の減少により
原料価格は上がる見込みです。

さといも

9月下旬から10月上旬に収穫開始予定です。栽培面積及び作柄は例年並みです。

浙江省

気候

7月の浙江地域の平均最低気温は25℃、最高気温は37℃、最低気温23℃でした。降雨量も例年より多くなりました。

農作物名

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枝豆

今年は雨が多くその為原料に斑点や腐敗が多く歩留まりが低下しています。現在は剥き枝豆の生産がメインとなっています。9月中に生産終了の予定です。

レンコン

少しずつですが、収穫・加工が始まりました。収穫初期の為未だ量が少なく原料価格は高値となっています。本格的な生産は10月からとなります。

諸外国の野菜

エクアドル 

ブロッコリー

春先から続いておりました長雨も徐々に回復傾向にあり、本格的生産再開に向け進めておりますが、7月後半の天候が良くなかった為その回復度合いに引き続き注意が必要となっています。原料価格は上がっており、更に船賃の高騰もあり、価格は値上がりとなる見込みです。

ペルー

アスパラガス

新物のアスパラは8月末から収穫が開始予定です。天候による問題は無く、現時点での作柄は順調です。コロナ影響による労働人数の制限は引き続き避けられない状況です。

ニュージーランド

ポテト

先月に引き続き船舶スケジュールの乱れと工場労働人数不足により入荷が大幅に遅れております。

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