- 農産情報
- 2025年10月15日 14:22
10月農産情報
《 国内の野菜 》
＜ 北海道 ＞
９月前半の気温が平年よりもかなり高く、降水量と日照時間は平年より多かったようです。生育、収穫は全般的に平年並みか平年よりも早く進行しております。
とうもろこし
９月初旬に収穫が終了しました。早生及び中生種は比較的に順調に推移しましたが、晩生品種の歩留まりが良くないため、最終的には平年より低い数量となりそうです。
ばれいしょ
収穫作業は平年並みに進んでおります。坪堀数は平年よりやや多いですが、
小玉傾向であり１個当たりの重量は平年より小さい模様です。
にんじん
生育は平年よりやや早く進んでおります。収穫は９月からの予定ですが、ばれいしょ同様、原料が細い原料が多いとの情報もあり、最終的な反収の確認が必要となります。
たまねぎ
収穫は平年並みに進行しております。今夏の猛暑と雨不足により不作となっております。
かぼちゃ
これから収穫期を迎えます。今のところほぼ平年並みで推移しておりますが、ここ数年続いている加工用の原料価格は高止まりのままで推移しております。
＜ 関東 ＞
ほうれん草・小松菜
これから播種期を迎えます。猛暑により地温の下落が遅く、播種が２週間ほど遅れているため、生産開始時期の遅れが懸念されます。
＜ 九州 ＞
小松菜
9月初旬に播種しました。順調にいけば10月20日過ぎに収穫開始の見込みですが台風の到来が懸念されます。
ほうれん草
気温がまだ下がらないので播種していません。
10月中旬以降播種、11月下旬より収穫開始の見込みです。
《 中国の野菜 》
＜ 山 東 省 ＞
最低気温：14℃、最高気温：31℃、平均最低気温：21.9℃、平均最高気温：27.3℃。例年9月の平均気温は最低20.2℃、最高26.3℃ですが、今月は例年よりやや高めで、降水量は例年並みでした。
タマネギ
甘粛の収穫は8月下旬に始まり、9月末まで続く予定。作柄は例年並みです。
な す
山東省の収穫生産は終了しました。作柄は例年並みです。
じゃがいも
河北・内モンゴルでは雨の影響で収穫開始が例年より遅れ、8月下旬から収穫が始まり、9月下旬に終了予定です。作柄は例年並みで、価格は先月より上昇しています。
にんじん
東北・内モンゴルの収穫は終盤。作柄は例年並み。
ご ぼ う
山東省で収穫が継続中。作柄は例年並み。価格は先月より下がる傾向。
ピーマン
緑ピーマンの収穫生産は8月に終了し、大雨の影響で減産となりました。赤、黄ピーマンは8月上旬収穫生産開始、作柄は例年並みです。
かぼちゃ
収穫は9月上旬に始まり、10月上旬に終了予定です。作柄は例年並みです。
小松菜・青梗菜
8月下旬から9月上旬に播種し、10月中旬から収穫が始まる予定です。
作柄は例年並みです。
ほうれん草
8月下旬に播種し、10月下旬から収穫が始まる予定です。作柄は例年並みです。
＜江蘇省・浙江省・黒龍江省＞
最高気温は38℃、最低気温は21℃でした。温度変化が大きく、上旬に大雨が2回集中し、下旬は曇りや小雨の日が多くありました。
えだまめ
浙江省は収穫・加工が終了し、40％の減産となりました。
江蘇省も収穫・加工が終了しました。減産の影響で価格は高値のまま推移しました。
東北・黒龍江省産は収穫と加工の最中で、作柄は例年並み、価格は安定しています。収穫・加工は9月末で終了予定です。
とうもろこし：東北・黒龍江省産は収穫・加工が終了しました。作柄は例年並みです。
シイタケ
生育は順調で、10月初めに収穫・加工が始まる予定です。
れ ん こ ん
収穫と加工が進行中です。生育は順調です。
カリフラワー・ブロッコリー
江蘇省は生育が順調です。移植を終えました。
《 諸外国の野菜 》
＜ ベルギー ＞
ポ テ ト
春先の作付けが順調であったことから、例年より早い８月中旬から収穫開始しております。サイズ、収穫量、品質すべてにおいて良好が期待されています。
＜ ペルー ＞
アスパラガス
例年2nd クロップは８月下旬より収穫が開始されますが、
低温の日が多かったため、収穫例年より遅く生産開始されました。
また人件費の高騰により製品価格も上昇しております。
価格改定が避けられない状況となっております。
＜ エクアドル ＞
ブロッコリー
天候は徐々に回復傾向にありますが、まだ日照不足の影響が感じられており、引き続き経過観察が必要な状況です。
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