- 農産情報
- 2025年12月15日 11:46
12月の農産情報
《 国内の野菜 》
< 北海道 >
ばれいしょ:全体的に小玉傾向であり奇形や腐敗も多く、最終的には不作となりそうです。
昨年同様に品種や地域により反収の格差が大きいとのことでしたので、数量の確保には注意
を要します。
とうもろこし:晩生品種の歩留まりがかなり悪く最終的には不作となりました。ばれいしょ同様地域間格差
が大きく、数量の確保に注意を要します。
かぼちゃ:数年来続いております作付面積の減少は今年も同様ではありましたが、反収は安定していた
ため、原料の確保に問題は発生しておりません。但し原料の運搬コストや人件費の上昇によ
る製品化のコストの上昇は続いており、価格の上昇 は避けられない状況です。
< 関東 >
ほうれん草:現在は秋作の生産が進んでおります。今のところ収穫及び生産は順調に進んでいますが、国
産他の作物と同様に電気代や運賃、人件費などコストの上昇の影響で、価格の上昇は避けられない状況です。
< 九州 >
小松菜:9月初旬の播種後、予定通り収穫が始まりました。
台風の影響が心配されましたが、被害もなく、今のところ順調です。
ほうれん草:現在、生育中です。12月中下旬より収穫・生産予定です。
《 中国の野菜 》
< 山 東 省 >
11月 青島地区の最低気温:3℃・最高気温:20℃・平均最低気温:9.08℃・平均最高気温は15℃でした。例年11月の平均温度は最低7.59℃、最高13.57℃ですので、例年よりやや高くなりました。降水量は例年並みとなります。
た ま ね ぎ:貯蔵原料を使って生産をしております。原料価格は先月より下降傾向です。
ご ぼ う:貯蔵原料を使って生産をしております。原料価格は先月より上昇傾向です。
小松菜・青梗菜:11月中旬に生産が終了。主産地が9月下旬~10月中旬の大雨の影響で約80%減産の
見通し。被害は大きく数量・価格への影響が懸念されます。
し ろ 菜:11月中旬に生産が終了。小松菜・青梗菜同様、主産地が9月下旬~10月中旬の大雨の
影響で約80%減産の見通し。被害は大きく数量・価格への影響が懸念されます。
白 菜:11月下旬より収穫・生産を開始~12月末頃終了予定。9月下旬~10月中旬の大雨の
影響で反収は約40%以上減少の見通し。被害は大きく数量・価格への影響が懸念されます。
人 参:原料の収穫は終了。9月下旬~10月中旬の大雨の影響で約50%以上減産。
各社東北、内モンゴルの貯蔵原料を使用。原料価格は先月より上昇傾向となります。
里 芋:現在収穫・生産中。夏の干ばつ、9月下旬~10月中旬の大雨の影響で反収は10%~2
0%減産見通し。原料価格は先月より若干下降傾向。
大 根:収穫生産は11月末開始~12月中旬終了予定。9月下旬~10月中旬の大雨の影響で生
育に影響が出ている。山東半島の反収は約30%以上減産する見通し。数量・価格への影響が懸念されます。
ほうれんそう:11月中旬収穫・生産を開始、月末終了予定。9月下旬~10月中旬の大雨の影響で、山東
西部及び莱陽地区は平均で約80%以上減産する見通し。被害は大きく数量・価格への影響が懸念されます。
< 浙 江 省・江 蘇 省 >
江蘇省地域は最高気温16℃・最低気温3℃と例年よりやや低い状況でした。
れんこん:収穫・生産は終了間近です。原料価格は昨年並みです。
ブロッコリー:浙江省は、生育順調で12月中旬より収穫・生産予定です。
江蘇省は、収穫・加工の終了間近となります。集中降雨の影響は予想以上となり、特に収穫早期のものは50%以上減産となる。後半作柄は好転したが全体的に芳しくない
カリフラワー:浙江省は、生育順調で12月末~年明けより収穫・生産予定です。
江蘇省は、生育順調で11月末~12月上旬の収穫・生産予定です。
し い た け:収穫・生産を開始。作柄もよく、原料価格は昨年並みです。
《 諸外国の野菜 》
< ベルギー >
ポ テ ト:収穫は終了し、豊作となりました。順調に生産をしております。
< ペルー >
アスパラガス:25年2ndクロップの収穫開始が遅れましたが、もう間もなくシーズンを終えます。
次回26年1stクロップは2月後半から開始予定です。
< エクアドル >
ブロッコリー:10月以降の天候は回復傾向となり、原料は順調に生育しております。
< ニュージーランド>
グリーンピース:収穫・生産が開始となりました。

お問い合わせ