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農産情報
2024年12月18日 13:45

12月の農産情報

ようやく冬らしい気候となり、寒風が身に染みるようになりました。日本経済は依然としてインフレ傾向で消費者物価は上昇しており、12月は109品目の食品が値上げされる様です。物流費や包装資材費の高騰が継続していることから、25年は再び値上げに転じると予想されます。また、米トランプ次期政権の政策を中心に経済がどのように推移するのか、為替レート含め注視が必要となるでしょう。今年も皆様には大変お世話になりました。年末に向け、くれぐれもご自愛の上、お健やかに新年をお迎えください。

《 国内の野菜 》

< 北 海 道 >

じゃがいも

比較的豊作でしたが、小玉傾向です。また同じ十勝地方でも場所によって豊作、不作の差が大きい状況になりそうです。

かぼちゃ

今年も作付面積は減少傾向でした。オホーツク地区・道北地区の作柄は平年並み、道南地区は減産となっております。

たまねぎ

作柄は当初順調に推移しておりましたが、中生品種以降、特に晩生品種で高温による小玉化が発生し、最終的にはやや不作となりそうです。

< 関 東 >

ほうれん草

高温の影響で地温の低下が平年より遅く、生産開始時期の遅れが生じていましたが、現在は順調に生育が進んでおり、今後回復が期待されます。

< 九 州 >

ほうれん草

高温と病気で早まきほうれん草が収穫できず、生産が遅れています。また、全体の数量減が懸念されています。

小松菜

小松菜の生産は間もなく終了いたします。

《 中国の野菜 》

11月の青島地区は例年に比べ平均気温は高く、降雨は例年並みでした。

< 山 東 省 >

た ま ね ぎ

各社は貯蔵原料を使用しています。原料価格は先月並みです。

ご  ぼ  う

収穫は終了し貯蔵原料を使用しています。既報の通り、栽培面積は昨年に比べ約1/3減少。7月の大雨の影響で、反収は平均で約30~40%減少の為、原料価格は昨年に比べ高騰、先月に比べ更に上昇しています。

に ん じ ん

異常気候の影響で収穫が遅れており、11月上旬に開始しましたが間もなく終了。約30%減産となり、価格は昨年の倍以上になっております。

ほうれん草

収穫・生産はまもなく終了。追加で播種した圃場の反収が低く、10%減産する見込みです。

さといも

原料の収穫は終了しました。過去2ー3年の原料価格の高騰により、農民の栽培意欲が高く、栽培面積は増加。天候に恵まれ、作柄は例年より良好です。
加工用の原料価格は先月同様、昨年に比べ下がっています。

小松菜・青梗菜

収穫・生産は11月上旬で終了しました。作柄は例年並みです。

白 菜

12月上旬収穫開始、12月末に終了予定です、作柄は例年並みです。

< 浙江省 >

浙江地域は最高気温25度、最低気温5度でした。晴天が20日間、降雨が5日間ありました。

れんこん

収穫・加工が後半に入りました。昨年に比べ原料価格はやや高めです。

ブロッコリー

江蘇産の収穫、生産は終盤となっております。天候不順による減産と加工時期の短縮により、生産量は例年の約半分の見通しです。浙江産の生育は順調で12月後半に収穫、加工を予定しています。

カリフラワー

生育は順調です。11月下旬(江蘇産)、1月上旬(浙江産)の収穫開始です。

小松菜・青梗菜

収穫・加工中、12月中旬に終了予定です。

《 諸外国の野菜 》

< ベルギー >

ポ テ ト

収穫は終了いたしました。作付けが遅れましたが、収穫量への影響は特に無い模様です。

< ニュージーランド>

グリーンピース

収穫、生産が開始いたしました

< エクアドル >

ブロッコリー

エクアドルの状況につきまして、電力不足により依然として計画停電が継続しています。またコンテナ不足の影響につきましても経由港混雑の為、スケジュールの遅延が継続中です。(11月農産情報より抜粋:産地のエクアドルでは電力の約80%を水力発電に依存しておりますが、今年に入り観測以来60年間で最悪と言われる異常な雨不足による干ばつでダムの水が枯渇の為、4月から国全体で電力不足の状態が続いております。その後ダムの水位が更に急激に低下したことで、10月から大規模な 計画停電(1日最大14時間)が実施されており、生産への影響が懸念されております。)

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