- 農産情報
- 2024年9月13日 09:00
9月農産情報
《 国内の野菜 》
< 北海道 >
7月の北海道は旱魃気味でしたが、8月に入ってからは晴雨がバランス良く推移しました。また、昨年の夏とは違い今年は夜が涼しく北海道らしい気候で各種野菜も順調に生育してい ます。今月より、収穫がピークとなりますので好天を期待したいところです。
いんげん
8月1日に収穫が完了しました。今年は例年並みの数量となり品質も良好です。
えだまめ
8月中旬より収穫を開始しており9月中旬まで続く見込みです。8月の生育が順調だったため品質も良好です。
とうもろこし
早生品種は旱魃の影響で例年より低い収穫量となっています。中生品種は8月の生育が順調であったため早生、中生合わせると例年並みの数量となる見込みです。
じゃがいも
生育は例年並みに推移しています。収穫は9月を予定しています。
にんじん
生育は例年並みに推移しています。収穫は9月を予定しています。
《 中国の野菜 》
< 山 東 省 >
8月 青島地区の最低気温:24℃ 最高気温:32℃、平均最低気温:26.2℃となり、平均最高気温は30.4℃でした。例年、8月の平均気温は最低24℃、最高27.5℃のため、例年より平均気温は高く、雨も多い状況です。
な す
収穫は9月下旬までの予定で、生産が続いています。雨の日が多く、日々の収穫量は減少しています。
じゃがいも
7月10日に今季の収穫が終了しました。作柄は例年並みです。河北、内モンゴルも収穫が始まっており作柄は例年並みの見込みです。
オ ク ラ
7月上旬に収穫・生産開始しており現在も続いています。雨の日が多く、日々の収穫量は減少しています。
冬 瓜
7月上旬より収穫・生産開始しており、9月下旬終了見込です。雨の日が多い影響で約30%の減産となる見込みです。
ピ ーマ ン
緑は収穫が終了し、赤・黄は現在、収穫・生産中です。作柄は例年並みの見込みです。
ご ぼ う
越冬ごぼうの早取りの収穫は雨が多く30-40%の減産となりました。春播きしたものを9月中旬以降に収穫予定ですが7-8月の高温と雨が多い影響で20%の減産となる見込みです。
<江蘇省・浙江省・黒龍江省>
浙江省地域は梅雨明けし、雨の日は8日間・晴れの日は23日間ありました。最高気温37℃、最低気温は24℃でした。
南 瓜
主産地黒龍江省では近年順調に栽培面積が拡大しています。しかし、今年は雨の影響で作柄が悪く計画の50%減産となっています。原料価格も上昇しています。
えだまめ
浙江省では収穫・生産が終了となりました。江蘇省は現在生産中で9月中旬まで続く見込みです。天候に恵まれたこと・栽培面積の拡大で原料供給は安定し、原料価格は例年を下回っています。
とうもろこし
収穫・生産は終盤を迎えています。
グリーンピース
収穫・生産が終了となりました。昨年よりNZ産の品種のテスト栽培を実施し畑の選出や栽培技術の改良で品質(食感・甘み)は昨年を上回っています。来年は更なる品質の向上と栽培面積の拡大を目指しています。
れ ん こ ん
生育は順調です。一部収穫を開始しています。本格的な収穫は9月後半となる見込みです。
な す
収穫・生産中です。作柄は例年並みで、原料相場は安定しています。
水 ク ワ イ
生育は順調です。収穫は年末頃の見込みです。
ブロッコリー
現在育苗中です。少量ずつ移植を開始しています。
《 諸外国の野菜 》
< ベルギー >
ポ テ ト
4月の播種時点では雨が多く作付が遅れましたが、その後は順調に生育中です。収穫・生産は8月末~9月初旬になる見込みです。
< ペルー >
アスパラガス
ファーストシーズンの収穫はほぼ終了致しました。セカンドシーズンの収穫は8月下旬から9月上旬にかけて開始予定となっています。
< エクアドル >
ブロッコリー
原料状況は順調に生育しており、問題ありません。南米航路におけるコンテナ不足においては、未だ不安定な状況にあります。また、経由港混雑の影響により、スケジュールの遅延が発生しております。